「第16回通信教育課程卒業生・修了生全国公募展」陶芸同窓会主催作品講評会を終えて
久々の企画にあれこれ準備には多少手間取ったものの、何より積極的に作品を制作し、出品くださった皆さんの気持ちに応える為に出来る事は?と問いかけ開催に漕ぎ着けました。参加者は出品者以外に20名以上でした。
当日は、嶋田会長の緩やかな司会に始まり、各出品者の制作意図を聞いた後、かのう先生の鋭い目線や清水先生の穏やかな口調で講評される様子は中々見応えのある風景でした。周りの聴衆も思わず体を乗り出し作品の細部まで覗き込む姿が何度も見れました。
土に対峙し、作品に向き合う時は大体1人で孤独な時間です。稍もすると煮詰まり、進むべき方向を見失ったり、悩んだりする事は日常かも知れません。経験で解決出来る事も有りますが、他の目で見て貰うのも大切な機会だと思っています。
一人一人丁寧に講評されるのはそんな簡単な事ではない筈です。
専任のかのうたかお先生、並びにゲストで講評をお願いした清水六兵衞先生には心より御礼申し上げます。
また、公募展と同時開催されていた「アートマルシェ」には長野の中野姉妹が楽しい作品を沢山出品されていました。彼女達の積極性にはいつも頭が下がります。
最後になりましたが、今回の講評会開催に当たり、大学事務局担当の方にもあれこれアドバイスを頂き、大変お世話になりました。お陰様で無事に開催出来ました。この場を借りて御礼申し上げます。
陶芸同窓会 副会長 田中良昭